人間は何歳からでも変われると思わせてくれる映画厳選
いい映画見てますか?
「自分の人生はこんなはずではなかった」と思ったことはありませんか? なかなかうまく行かないのが人生というもの。しかし諦めるのはまだ早いです。
今回は、人間は何歳からでも変わることができると思わせてくれる勇気が出る映画を15作ご紹介します。どの作品の主人公も挫折やちょっとしたことがキッカケで自分自身と戦いながら変わっていく姿をみることができますよ。
ナイキやGoogleも昼寝を推奨!睡眠の最新トレンド!
眠気まなこで仕事はするな!
近年アメリカや日本で勤務時間内に「昼寝」を許可する企業が増えてきているのをご存知でしょうか。
日米の「昼寝制度」導入事例
日本で昼寝制度を導入しているのはGMOインターネットグループやさいたま市のリフォーム会社・OKUTA、大阪市のネットコンサル会社・ヒューゴなど。GMOインターネットグループではオフィス内に「GMO Siesta」という昼寝専用ルームまで設け、室内には30台もの簡易ベッドやアロマディフューザー、アイマスクに耳栓まで完備しています。「GMO Siesta」は1人につき12時30分から13時30分の間の30分まで利用可能です。
米国オレゴンに本社オフィスを構えるナイキは車内に防音室を設け、昼寝のほか瞑想などの利用を奨励しているそうです。Googleのカリフォルニア州マウンテンビューにある本社には「エネルギー・ポッド」という昼寝装置まであります。この装置は「打倒、職場疲労」をコンセプトに昼寝用の椅子などを開発するMETORONAPS社の製品。
ポッド内に入ると光と音は遮断されて快適な昼寝ができるほか、寝過ごし防止のアラームまで搭載されています。特別なスペースは設けずに、デスクの下やパーテーションの後ろなど好きなところにマットを敷くなどして会社公認の昼寝をしているのは、ニューヨークの出版社・ワークマンパブリッシングです。
「パワーナップ」だけじゃない!最新睡眠事情
これらの企業が勤務時間中の昼寝を許可しているのは、NASAを始めとする研究機関の調査で「約20分から30分の昼寝が、記憶力や健康に好影響を及ぼす」ことがわかっているからです。
キャリアサプリでは「パフォーマンス向上のために取り入れたい!実は20分間の昼寝で記憶力5倍!」でこれを「パワーナップ」として紹介しました。
しかし最新の科学が睡眠について解き明かしているのはこれだけではありません。米国ウィスコンシン大学では「TMS技術」の研究を進めています。これは電磁波によって脳波を刺激し、人工的な深い睡眠を作り出すための技術です。
これを活用すれば1日の睡眠時間が3時間から4時間程度でも、十分な疲労回復と記憶力改善効果が得られるとされています。
「人生の3分の1は布団の中」と言いますが、TMS技術が確立されれば睡眠時間は半分近くになります。これは単純に人生が6分の1長くなるということです。人生をもっと楽しみたい人にとっては期待の膨らむ研究と言えるでしょう。
東邦大学医学部と東京大学大学院理学研究科の研究チームは、2015年11月に「体内時計を駆動する日周性酵素反応を発見」したと発表しています。これはつまり体内時計の構造の一部を解明したということです。これを利用すれば現代人の夜型生活や生活のグローバル化によって狂った体内時計を、人為的に調整することが可能になります。
睡眠障害はもちろん、糖尿病や循環器系疾患などの生活習慣病、はては癌などの疾患の治療にも効果が期待されているのだそうです。
質の良い睡眠は最新ガジェットで手に入れろ!
クラウドファンディングによって資金集めが容易になったおかげで、実にユニークな製品がより簡単に市場に発表されるようになりました。これは睡眠ガジェットも例外ではありません。
米国Kickstarterで合計43万ドル以上を集めた「neuro:on(ニューロオン)」は、睡眠の質を向上させる高機能アイマスクです。顔の鼻から上を覆う大きなアイマスク状のこのガジェットは、装着したまま就寝することで内部に搭載されたセンサーが脳波・筋肉の緊張・眼球運動・心拍数・血液循環・体温・寝返りなどを記録。
「これ以上寝ても睡眠の効果が得られない」というベストなタイミングで内蔵LEDを光らせて快適に目覚めさせてくれるという代物です。現在も公式サイトで299ドルで購入することができます。
同じくKickstarterで合計241万ドルを集めた「Sense(センス)」という睡眠ガジェットもあります。大きめのスノードームのようなこのガジェットは、ベッド脇に置くことで自動的にユーザーの睡眠サイクルや寝室の環境データを収集する装置です。
収集したデータとデータベースを照合し、何がユーザーの睡眠を妨害しているかを明らかにしてくれます。こちらは公式サイトで129ドルで購入できます。
POLE GAME社が開発した「SLIIP(スリープ)」はいびきを感知して高さを自動調整するスマート枕です。惜しくもKickstarterでの資金集めには失敗していますが、いびきは睡眠の快適性を損なう大きな原因の1つ。今後の商品化に期待したい睡眠ガジェットと言えます。
目覚まし時計も進化している!
画像出典:cloudiss
実は目覚まし時計も密かに進化を続けていることをご存知でしょうか。ユニークな商品開発で知られるCerevo社が2015年11月に発表した「Cloudiss(クラウディス)」は、Bluetooth4.0を搭載した小型スマートフォン連携型アラーム装置。スマートフォン専用アプリの操作でアラーム設定等ができるほか、Google カレンダーと連携してアラーム設定することも可能です。
重量51g、幅36.5mm×高さ91.5mmの超軽量・超小型にも関わらず、かなり大きなアラームがなるのが魅力。またアラームを停止させるためには本体を強く降り続ける必要があり、目が覚めた直後に強制的に体を動かせて二度寝を防止するという配慮もされています。
価格は公式サイトで税抜1万2,800円です。このほかにも「Dr . Light(ドクターライト)」や「OKIRO(オキロー)」などのように音の代わりに朝の日の光をLEDで再現する目覚まし時計や、「スリープトラッカー」という睡眠計兼目覚まし時計もあります。
スリープトラッカーは「浅い眠り」「深い眠り」「ほぼ目覚めている状態」をセンサーで感知します。そしてアラームに設定した時間の前(90分前まで)の「ほぼ目覚めている状態」の時になるとアラームを作動させてくれるのです。「目覚めの質を上げる」にはもってこいのアイテムでしょう。
睡眠を制するものは人生を制す?
起きている時間に自己投資をするのも大切ですが、睡眠の質を上げるために時間やお金を投資をすることも同じくらい重要です。それは結果的に起きている時間の充実にもつながるからです。
パワーナップや最新の睡眠ガジェット・目覚まし時計を活用してよりよい睡眠を手に入れるとともに、睡眠の最新研究にも注目しておきましょう。
自信が欲しければ「ひとりぼっち」になるべし!他人から自分を自由にする思考法
最近いつ「ひとりぼっち」なった?
会社や家庭での時間に加え、SNSが普及したことで、私たちが完全に「ひとりぼっち」になる時間は非常に少なくなっています。これは一見良いことのように思えます。
誰だって寂しい思いをするのは嫌ですし、みんなで過ごす時間は楽しいからです。しかしもし「ひとりぼっち」時間の減少が、私たちの抱く自信の有無や大小に悪影響を及ぼしているとしたら、どう考えるでしょうか。
現代人の自信は他人に「奪われている」
●人間関係にがんじがらめになる現代人
私たちの社会は非常に高度なコミュニケーション能力を求められています。「空気を読む」スキルはその最たるもの。言葉を使わずに目線や仕草、状況などから相手のメッセージを汲み取り、こちらも言葉を使わずにメッセージを伝える……普段何気なく行なっている空気を読むという行為も、こうして考えてみるとかなり難易度の高いコミュニケーション能力です。特に日本ではより高度な空気を読む能力が求められることは、いうまでもありません。
しかも現代人はリアルな人間関係以外でもこのスキルを要求されています。そのカテゴリーは「SNS」という大きな括りだけでは不十分でしょう。Facebook、Twitter、Instagramなどにはそれぞれの空気が存在し、それぞれのやり方で空気を読まなくてはなりません。さらには電話にEメール、SkypeにLINEなど、私たち現代人は常時誰かと繋がり、人間関係の中で生きています。
すると自分でも気づかないうちに、自分の言動や思考の軸に人間関係を据えてしまい、人間関係が人生のすべてになってしまいます。これはSNSでの自撮りやリア充アピールに血眼になっている人たちだけではありません。以下のような思考の癖がある人は、すでに自分の人生を人間関係を軸に据えてしまっているのと同じです。
・世間体を考えると……。
・会社での評価を考えると……。
・「自分は○◯に比べて裕福だ(貧乏だ)」
・「自分は○◯に比べてカッコいい(ダサい)」
・「自分は○◯に比べて幸福だ(不幸だ)」 など
私たちは世間や会社、家族のほか、「同級生」「地元」など様々な群れの中で生きています。それ自体は悪いことではありませんが、ひとたびその群れのルールやヒエラルキーに自分の自由な行動や思考を奪われれば、人間関係に人生を侵食されてしまいます。
●本当の自信は群れの中では生まれない
「人間関係が人生のすべて」になることが、現代人特有の不幸を生み出している。
引用:前掲書p25
群れに居場所がないと不安になったり、群れに所属していないと不安になったり、その不安を解消するために自分の自由な行動や意思を犠牲にしたり……PCやスマホ、SNSが普及した現代だからこそ、こうした苦しみはいや増しに増しています。
名越さんが著書の中で指摘しているわけではありませんが、この「現代人特有の不幸」は私たちの自信喪失にもつながっています。なぜなら「人間関係が人生のすべて」ということは、「自分は自分で何ひとつ判断して、行動できない」というレッテルを自分に貼るということだからです。
群れを自分より優先して生きる場合、何をするにも群れにお伺いを立てなくてはなりません。群れの判断基準でOKが出て初めて実行が許されるのです。群れの判断基準への理解が深まれば、ある程度は自分で判断できるようになるかもしれません。
そうなれば「自分の判断は正しい」と自信を持つ人もいるでしょう。しかしこれは自分の判断基準を群れの判断基準にすり合わせただけのこと。仮に倒産などで群れが崩壊すれば、同時にその判断基準も自信も崩壊します。
どんな状況にも柔軟かつ冷静に対処できる本当の自信というものは、群れの判断基準に寄り添っているだけでは生まれないのです。
●「ひとりぼっち」が本当の自信を生み出す
名越さんが、人間関係にがんじがらめになって、自分自身すら見失いがちな現代人への生存戦略として提案するのが「ひとりぼっち」になることです。ひとりぼっちになれば、思考も言動も判断も、すべて自分だけでやらなければなりません。
そして実際にやってみると、自分でやればできることに気づけるだけでなく、所属している群れのルールやヒエラルキーが絶対でないことにも気づけるようになります。すると自立した本当の自信が手に入ると同時に、群れに対して客観的に向き合えるようになるのです。
「自分の認識の壁を乗り越える」ということは、心理学的にみて、その人の人生に他では得られない、大きな喜びを与えてくれる体験です。
引用:前掲書p73
名越さんによれば、「自分の認識の壁を乗り越える」ためには群れの価値観から自分を切り離し、ただ目の前のことに没頭する必要があります。
私たちは得てして何かをしようとすると「この行動にはどんな効果があるのだろう?」「何か役に立つだろうか」と考えがちです。しかしそう考えてしまうと、すでに群れを基準に行動したり思考したりする癖がついている人は、つい群れに評価される方向に舵を切ってしまいます。
このように考えると、厳密な意味でひとりぼっちになるには、これといった目的を持たずに行うアクティビティ(以下「無目的アクティビティ」と呼びます)に打ち込む必要があります。ここからは名越さんの著書の内容から離れて、この無目的アクティビティについて具体的に解説していきます。
「無目的アクティビティ」のすすめ
●「無目的アクティビティ」の基準
いざ「無目的に何かに没頭しろ」と言われても、何が無目的アクティビティで何が目的を持ったアクティビティなのかが理解できないと思います。そこでひとつ自問自答してみましょう。何かをしようと思い立ったら「何のためにやるのか?」と自問してみるのです。
そこで「健康のため」とか「仕事に役立つから」といった答えが思い浮かんだら、それは無目的アクティビティではありません。それがもし無目的アクティビティであれば「なんとなく」とか「ただやりたいから」といった漠然とした答えが返ってくるはずです。
といっても無目的アクティビティか否かの違いは、最終的には自分自身で理解するしかありません。この自問自答をきっかけとして、自分なりの基準を確立しましょう。
●たとえばこんな「無目的アクティビティ」
あらゆるものは無目的アクティビティになり得ます。「生活のため、お金のための仕事」が「ただ仕事がしたいからする仕事」に変われば、仕事すらも無目的アクティビティになります。しかしできれば、どちらかというと遊びに近いことを選ぶ方が、より没頭しやすくなるでしょう。
特に登山やサイクリング、ジョギングや筋トレといった体を使う遊びは、やればやるほど頭を使う余裕がなくなっていき、自然とアクティビティ自体に没頭しやすいので、効果的です。
もちろんグループで遊びに出かけてしまえば「ひとりぼっち」にはなれないので、必ず精神的にも物理的にもひとりで出かけるのが条件です。
あるいは多くのビジネスパーソンが、仕事上のメリットを目的にしがちな瞑想も、本来は無目的アクティビティの代表です。世界各国で瞑想指導を行う上座部仏教の人気僧侶ウ・ジョーティカさんは著書『自由への旅「マインドフルネス瞑想」実践講義』の中で、次のように語っています。
どうが取引しないでください!人はできる限り少なく与えて、できる限り多く取ることを望みます。これは、とくに瞑想においては正しい態度ではないと私は思います。
引用:前掲書p15
瞑想による利益(=目的)を考えず、ただ悟りが得られるまで瞑想をし続ける。瞑想という行為に没頭する。これこそが瞑想の本質だとジョーティカさんは言います。すなわち瞑想は「ただ瞑想したいから瞑想する」という無目的アクティビティなのです。
どんなことでも構わないので、「なんとなくやってみたい」「ただやりたいからやってみたい」と思うことを見つけて、試してみてください。
「ひとりぼっち」の時間を作ろう
私たちはひとりぼっちの時間のあと、再び群れに戻っていなければなりません。しかしその時には以前の「人間関係が人生のすべて」という認識は消えてなくなり、群れのルールやヒエラルキーが絶対などとは考えなくなっているでしょう。
つながりすぎている現代人にとって、いきなり「ひとりぼっちになれ」といわれても最初はためらいの方が大きいかもしれません。名越さんも著書の中で「人は変わることを嫌う生き物だから、自分の提案を実践してくれる人は少ないだろう」と書いています。
しかし変わるために行動しなければ、今抱えている虚しさや自信のなさも変わらないままです。棚から落ちてくるぼた餅のように、劇的な自己変革がどこからともなくやってくるようなことは滅多にありません。
寝る前のストレッチや瞑想からでも構いませんし、「自分だけが食べたい料理を、自分だけのために作る」といったアクションでも構いません。現状に不満を感じているなら、少しずつでも「ひとりぼっち」の時間を作りましょう。
脳内麻薬でドーピング!仕事のできる人の完全合法マニュアル
あなたの職場の「仕事のできる人」はどんな表情で働いていますか?今にも泣き出しそうな表情で不幸せそうに働いて成果をあげている人というのはあまり見かけませんよね。多くの仕事のできる人達は働くことを楽しんでいます。
彼らは今にもスキップしだしそうな足取りで出勤し、仕事が始まれば胸は高鳴り、あり余る幸せに打ち震え、万能感に包まれ、宇宙の意思を感じ取り、恍惚を味わい、頭の芯には心地よい痺れが広がり…
少しまずいんじゃないか?なにか非合法的なものに手を出しているのでは…と思いますか?安心してください。
仕事のできる人は全く法に触れることなく、「脳内麻薬」と呼ばれる物質でドーピングをして仕事のモチベーションを上げ、能率や潜在能力を最大限引き出しているのです。
「脳内麻薬」は特別な人にだけ与えられたものではなく、「仕事のできる人」になるために誰もが使えるものです。
脳内麻薬の正体
脳内ニューロンから放出される神経伝達物質は約20種が確認されており、それらは人間の心身の変化を支配しています。恋に落ちた時、ギャンブルに熱中している時、ピンチに陥った時などに放出され快感や鎮痛・能力アップをもたらす中毒性の高い神経伝達物質、それが脳内麻薬の正体です。
この脳内麻薬となる神経伝達物質は、主にアセチルコリン、ドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニン、の4つで、これらは日常生活を送る中でも放出されています。
脳内麻薬を上手にコントロールし、完全合法のドーピングをして仕事の能率をあげましょう!
記憶力を高めて能率アップ!仕事中のおやつでドーピング
なにかを効率化するためには記憶したものをいつでもすぐに取り出して利用できるようにすることが重要で、そのためには記憶と記憶の関連付けをすることが有効です。
脳内で記憶の関連付けを担う神経伝達物質が「アセチルコリン」です。このアセチルコリンが増えると集中力が増し、効率的に記憶ができるようになります。アセチルコリンを生成するためにはレシチンという栄養素が必要です。卵黄・チョコレート・大豆にはレシチンが多く含まれているため、仕事中のおやつにはチョコレートケーキと豆乳がオススメです。
集中が途切れてしまうのは、眠気を引き起こすアデノシンという神経伝達物質がアセチルコリンを抑制するためです。また、風邪薬やアレルギー薬に含まれる抗ヒスタミン剤もアセチルコリンを抑制してしまいます。集中力を継続させたいのであれば、コーヒーブレイクでアデノシンと結びついて眠気を感じさせなくさせるカフェインを摂り、少しくらいの風邪であれば薬以外の対処で症状を抑えましょう。
高い集中力や記憶力は仕事のクオリティやスピードを劇的に上げます。集中力は長く続くものではないため、ダレてきたら効果的なおやつやコーヒーブレイクで増やしたアセチルコリンでドーピングして、また新しい集中力のタームに入りましょう!
楽しい気持ちが原動力!自分へのご褒美でドーピング
なにをするにもやる気がなくては全力で取り組むことはできません。仕事を頑張れば良いことがあるのにと頭では分かっているのにどうしても「面倒臭い」という気持ちに負けてしまう時がありますよね。実はその状態は「頭では分かっているのに…」のではなく「頭の中でドーパミンが足りていない」状態なのです。
ドーパミンとは快楽を感じた時にそれを増幅させる神経伝達物質です。中毒性が高く、なにか行動を起こすことによりドーパミンが出る経験をすると、脳はまたその快感を求めるようになります。つまり、「仕事をして成果を出し、達成感や幸福を感じるとドーパミンが放出され快楽が増幅され、また頑張って仕事をするやる気が出る」という良い連鎖が生まれるのです。
ドーパミンを生成するためには乳製品に多く含まれるチロシンという成分が重要になります。神経細胞の生成に必要なビタミンB12はレバーに豊富です。楽しい飲酒もドーパミンを良く放出させるため、仕事終わりにはレバーとチーズをアテにお酒を飲みに行くと、ドーパミンが出やすい体質を作れるでしょう。
頑張った仕事の成功体験がドーパミンで増幅され、さらに仕事で成功したくなる原動力となる脳内麻薬は仕事を格段に楽しくしてくれますが、とても中毒性の強いものなのであまりに溺れすぎるとワーカホリックになってしまう危険性も孕んでいます。健康や私生活も大事にしながら、脳内麻薬ドーパミンと付き合っていきましょう!
脳内合気道!ストレスを利用するドーピング
仕事を楽しむことも重要ですが、適度な緊張感をもって望むことでより精度の高い仕事ができます。緊張感を保つために作用するのが神経伝達物質ノルアドレナリンです。ノルアドレナリンはドーパミンとは逆に、不快な刺激を受けた際に放出される、不安や恐怖を司るものです。
不安や恐怖に関係する神経伝達物質と聞くととてもマイナスなイメージを受けますが、このノルアドレナリンは困難に立ち向かうために、覚醒・集中力・記憶力・積極性を高め、痛みを感じにくくする働きがあります。
プロスポーツチームでのスタメンの入れ替えや、企業の新人教育で檄を飛ばす事にはノルアドレナリンの作用で急速にパフォーマンスやモチベーションを伸ばす意味があるのです。
日常的に仕事をするにおいても、過酷な仕事状況や苦手な取引先とのやりとりなどでノルアドレナリンは放出され、受けたストレスを合気道のように「火事場の馬鹿力」に変えてくれます。
しかし、こういったノルアドレナリンの作用は繰り返すことで恐怖に慣れてしまい、次第に効果は薄れていってしまうため、恐怖感ゆえに出るパフォーマンスや集中力は長続きしません。ノルアドレナリンによるパフォーマンス向上は日常的に期待するのではなく、緊急事態のカンフル剤として期待しましょう!
ここぞ!という場面でノルアドレナリンの放出を増やしたいと思っても、タイミングよく困難や恐怖が訪れることは滅多にないでしょう。ノルアドレナリンは交感神経から副腎髄質への刺激によって放出されるため、ノルアドレナリンをカンフル剤的に使いたいここぞの時には階段をダッシュしてみる・スクワットをしてみるなどをして交感神経を優位にすると良いでしょう。
ノルアドレナリンは放出しすぎると怒りっぽくなり不安感が強くなってしまいますが、放出量が少ないと無気力になってしまうバランスの難しい神経伝達物質です。次の項ではノルアドレナリンのバランスを調整してくれる成分「セロトニン」を紹介します。
癒し系脳内麻薬!カレーとお日様でドーピング
前項までに紹介したドーパミン・ノルアドレナリンはアッパー系の脳内麻薬でしたが、良い仕事をする上では緊張と緩和を操ることも重要になります。神経伝達物質の中でその調整をする役目を持つのが「セロトニン」です。
ドーパミンの放出量が多すぎると、ドーパミンを放出させる行動に依存してしまい逆にストレスを溜めてしまいます。また前項でも書いたようにノルアドレナリンのバランスがとれていないと怒りっぽくなる・無気力になるといった症状が出ます。セロトニンは多すぎるドーパミンやノルアドレナリンを抑制し、過度な興奮を鎮めます。
セロトニンはアッパー系の神経伝達物質の抑制の他にも精神をリラックスさせるため「しあわせホルモン」とも呼ばれています。商談や営業などで緊張しすぎて全力が出せない…という人はセロトニンの放出が十分ではないのかもしれません。
副腎髄質から放出されるドーパミン・ノルアドレナリンに対してセロトニンは小腸から放出されています。セロトニンを放出するには腸に刺激を与えてくれるカレーが適していると言われています。太陽光も有効とされているため、ランチタイムにはカレーを食べて太陽の下を散歩するのがオススメです。
セロトニンが不足すると、気分が落ち込み、うつ病を発症してしまうこともあります。またビジネスマンに多い、緊張すると腹痛が起きるIBSはセロトニンの放出を増やすことで症状が軽減するという調査もあります。いつも幸せな気持ちで仕事をするためにセロトニンを不足させないよう気をつけましょう!
脳内麻薬ドーピングは本能の力
「ドーピング」や「麻薬」と聞けば社会的にも体にも悪そうですが、脳内麻薬は古来から人間が困難に立ち向かったり、何かを築き上げるために放出されてきた本能的な力なのです。
経験やスキルが同じでも仕事ができる・できないに差が出ますが、その差を決めるのは本能の力かもしれません。
あなたも脳内麻薬で上手にドーピングをして、効率的に仕事をしましょう。
あなたは大丈夫!?語彙力が知性を示します。
語彙力がないとバカに見える
「やばい」「すごい」「かわいい」何でもかんでもこうした言葉で表現する人、周りにいませんか?ひょっとすると自分も何かと使っている言葉かもしれません。確かにこれらの言葉は「なんとなく伝える」には便利ですが、そうした便利な言葉を使うほどあなたは周囲から「この人バカっぽい」と思われてしまいます。
語彙力があなたの知性を示しているのです。ここでは自分の語彙力のレベルを見極める方法やより豊かな語彙力を身につけるための方法を紹介していきます。
あなたは語彙力ある人?ない人?
明治大学文学部教授・齋藤孝さんによれば語彙力のあるなしは次の3つのチェック項目でわかります。
1.音で聞いたとき、漢字が浮かばない。
2.積極的に使うのが不安&間違えて使う。
3.難易度が高い文章への拒否感。
「たえがたきをたえ、しのびがたきをしのび、もってばんせいのために、たいへいをひらかんとほっす」例えばこの文章を聞いて平仮名を漢字に変換できるでしょうか。日本語を聞いたときにどれだけそれを漢字変換して理解できるかどうか、これが語彙力を測る1つの指標です。「できないことが多いかも……」と思う人は要注意です。
ある言葉をなんとなく意味は知っているけれど使い方が合っているかが不安だったり、したり顔で使っているけれど実は誤用していたということが多い人も語彙力のない人です。こういう言葉が多い人は必然的に使える言葉が減り、「やばい」「すごい」「かわいい」くらいしか口に出せなくなってしまうのです。
「とてもじゃないが専門書なんて読めない」「哲学書なんて入門書も無理」という人も語彙力がない人。これは読解力や理解力以前に「わからない言葉や言い回しが多すぎて、何が書いてあるかわからない」のが問題なのです。またこうした文章に立ち向かおうとしない姿勢も語彙力のなさに拍車をかけています。
語彙力アップのための素地を身につける4つのステップ
「語彙力がないから身につけたい」「もっと語彙力を身につけたい」という人がまず実践したいのが次の4つのステップです。
1.「語彙力がないのは損」という認識を持つ。
2.自分の「好きな言葉・言い回し」を知る。
3.自分の「好きな言葉・言い回し」を封印する。
4.自分の「好きな言葉・言い回し」を言い換える。
まず「語彙力がなければバカに見える」ということをしっかり認識する必要があります。これについての危機感がなければ本腰を入れて語彙力を身につけようと思わないからです。
これができたら次は自分が多用する言葉を把握しましょう。これには「やばい」や「すごい」だけでなく、「つまり」や「でも」といった接続詞、「まあね」「たしかに」「なるほど」といった相槌も含みます。こうした「好きな言葉・言い回し」は語彙力のなさをごまかすための隠れ蓑でしかありません。
自分がどんな言葉や言い回しに逃げているかを把握したら、次はそれをNGワードとして徹底的に封印するステップです。付箋にメモをして見えるところに貼ったり、周囲の人に「これを使ったら指摘してくれ」と伝えておいて、逃げ道を塞いでおきます
。しかし何個もNGワードがある場合、一気に封印するのは困難です。そのため「今週はこの2つ」「来週は頑張って3つ」というように少しずつ使わないNGワードを増やしていきましょう。
最後はNGワードで今まで表現していた内容を、別の言葉で言い換えるステップです。「あのミュージシャンはやばい」と言っていたところを「あのミュージシャンはロックと日本古来の音楽をうまく融合させているところがカッコイイ」などに言い換える訓練をするのです。このとき「やばい」を具体的に3つのポイントを挙げて表現することを意識すると、さらに語彙力アップにつながります。
語彙力アップのための「インプット」
語彙力アップのために次にするべきことは大量の「インプット」です。本、テレビ、映画にインターネットなどあらゆるメディアには文章が溢れています。それらを大量に読むことが語彙力を鍛えてくれます。
本が語彙力を鍛えてくれるのはもちろんですが、テレビは決められた尺の中でいかにわかりやすく情報を伝えるかに特化したメディアです。そのため的を得た表現を身につけることができます。
また、映画は「文脈」を学ぶのにもってこいのメディアです。「こういう場面でこんな言い回しをしていた」というイメージが頭に残りやすいため、言葉の引き出しを増やしやすいのです。
一方インターネットの強みは「検索できる」という点にあります。わからない言葉を検索し、その結果にわからない言葉が出てきたらまた検索する。これを繰り返していれば膨大なインプットができます。
「手当たり次第に読んでいる時間はない」という人は、読む文章の質を意識しましょう。例えばライトノベルよりも純文学、バラエティ番組よりもニュース番組や教育番組、アクション映画よりも恋愛映画や文芸映画、まとめサイトよりもビジネス系のメディアや文化系のメディアという具合です。
語彙力アップのための「アウトプット」
語彙力アップのためのアウトプットには2つの段階があります。1つは「練習のためのアウトプット」、2つ目は「本番のアウトプット」です。このうち重要なのは1つ目のアウトプットです。どうするのかというと「とにかく口に出してみる」ことです。
例えば上司が「この資料を可及的速やかに書類にまとめてくれ」と言ってきたら「はい、可及的速やかにですね」とオウム返しにする。または夏目漱石の小説を読んでいて「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される」という言い回しが気に入ったら音読してみる。面白い落語があったら、これも声に出して読んでみる。
こうしてとにかく口に出してみることで、アウトプットするのです。この練習のためのアウトプットを使うシーンが反射的に思い浮かぶようになるまで繰り返すことで、その言葉や言い回しが自分の語彙になっていきます。
「一人で延々口に出しているのはつまらない」という人には、同じく語彙を増やしたいという人やすでに語彙が豊富な人を友人にして、そういう人とたくさん話すという方法があります。この方法は人選が肝心です。相手の語彙レベルが自分より下の場合、あまり効果は見込めないので注意しましょう。
教養は語彙力が連れてくる
豊富な語彙力を身につけるためには、言葉に対する姿勢を整え、大量のインプットとアウトプットを繰り返すことが必要です。確かに大変そうですが、語彙力が身についたあかつきには2つの大きなメリットが待っています。
1つは「世界観が多様になる」こと。私たちは言葉で世界を見ているので、言葉が増えればそれだけ世界が多様に見えたり、考えられるようになります。
そして2つ目は「教養が身につく」こと。たくさんの文章を読み、自分の中に取り込んでいれば自ずと様々な知識や考え方が身につきます。すなわち語彙力が教養を連れて来てくれるのです。こんなお得な一石二鳥はなかなかありません。ぜひともここで紹介した方法を実践して、語彙力を身につけていきましょう。
脳の “あの部位” が弱っていると「選ぶ力」が途端に低下する。鍛えるための2つの習慣
「眼窩前頭皮質(Orbitofrontal cortex:OFC)」(読み:がんかぜんとうひしつ)という脳の領域をご存知ですか? 思考や創造性を担う脳の最高中枢・前頭前皮質の表面にあり、 眼球が収まっている、眼窩という頭蓋骨の空洞のすぐ上に位置します。
最近の研究では、眼窩前頭皮質が物事の価値を見極め、よりよい選択をしようとする際に働くと分かりました。でも、それだけではないのです。今回は、ビジネスパーソンにとっても重要な役割をもつ眼窩前頭皮質に注目し、眼窩前頭皮質を鍛えるコツを紹介します。
価値を見積もり比較する「眼窩前頭皮質」
筑波大学の設楽宗孝教授・瀬戸川剛助教授らの研究グループは2019年4月5日、霊長類にとって「どちらの選択肢がより価値が高いか」という脳の処理が、脳の「眼窩前頭皮質(以下OFC)」で行われていることを、神経細胞のレベルで明らかにしました。
すでに複数の先行研究によって「価値の見積もり」については、眼窩前頭皮質が関係しているとされていました。しかし、「見積もられた価値の比較」を行う部位については不明だったとのこと。
そこで、ヒトに近縁なアカゲザルが課題を遂行しているときに神経細胞活動を記録したところ、OFCが価値の比較を行っているという可能性が示唆されました。OFCをあまり働かないようにすると、価値の低い方を選んでしまう頻度が有意に上昇したそうです。
ストレス耐性に関わる「眼窩前頭皮質」
前頭前皮質は、大きく外側部・内側部・眼窩部(OFC)に分けられるそう。OFCは喜怒哀楽の感情・動機づけ・それに基づく意思決定プロセスに、重要な役割を果たしているとのこと。
イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校の研究チームらが、85人の健康な若者を対象に調査を行ったところ、前頭前皮質が大きいほど、困難や苦境などからの回復力(レジリエンス)をプラスに予測し、不安をマイナスに予測すると示したそう。
つまり、OFCを含む前頭前皮質が大きいほど、ストレスに対して柔軟性があり、不安症状が少ないと示唆されたわけです。
人の表情を読みとる「眼窩前頭皮質」
実はこのOFC、顔パッチ(face pathces)のひとつでもあるのだとか。顔パッチとは、顔だけに反応するニューロンを含む脳領域のこと。2000年代初め、ハーバード大学医学部にいたツァオ(Doris Tsao)氏らが、サルの脳に発見したそうです。
OFCの顔パッチは、無表情な顔よりも、感情的な顔に激しく興奮するといいます。一方で側頭葉の顔パッチは、感情的な顔に特別な反応はしないのだとか。 つまり、顔パッチとしてのOFCは、感情表現の解釈に特別な役割を果たしているということ。
相手が「どんな感情であるか」という判断を明示的に求められたとき、OFCの活動は増加するのだそう。さまざまな表情の読みとりにおいて、OFCは重要な役割を担っていると考えられます。
相手の表情を読みとりながら、臨機応変に対応していくのも、ビジネスパーソンには必要なスキルですよね。ならば、さっそく眼窩前頭皮質を鍛えましょう!
「眼窩前頭皮質」を鍛える習慣
1.オンオフ切り替えで「眼窩前頭皮質」を鍛える
脳科学者の茂木健一郎氏によれば、オンとオフを切り替える脳の領域は、「眼窩前頭皮質(OFC)」と「背外側前頭前皮質(以下DLPFC)」なのだとか。同氏は、OFCとDLPFCをうまく使いこなすことで、時間術の達人になれるといいます。
また、オン・オフの切り替えが上手なのは“生まれつき”ではないのとのこと。筋トレと同じように、集中と分散を繰り返すことで、次第にOFCやDLPFCの回路が鍛えられていくそうです。
タスクがひと区切りする時間を想定してタイマーを鳴らし(光らせ)たり、たとえば常に25分間集中したら5分間休憩するといったリズムを決めておいたり、仕事も遊びも全力投球したりなど、自分自身でオン・オフのルールを決めておくといいかもしれません。集中力アップや、心身の健康維持にも役立ちますよ。
2.クラシック音楽で「眼窩前頭皮質」を鍛える
群馬県立県民健康科学大学大学院の新井氏らは、大学生を対象に、ポップスとクラシックの音楽それぞれを聴きながら内田クレペリン検査(性格検査・職業適性検査の一種)を行い、脳のどの部分が活性化しているかを検証したそう。
その結果、作業量はクラシック音楽を聴いていた際に上昇していたとのこと。また、クラシック音楽を聴いたときには、OFCが活性化したのだそう。もともとクラシック音楽が脳にいいことは知られていましたが、今回注目した脳の部位も元気にしてくれるようです。
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選択とストレスに強く、相手の表情を読みとる際にも働いてくれる「眼窩前頭皮質(Orbitofrontal cortex:OFC)」を掘り下げました。この場所を鍛える習慣――
1.オンオフ切り替え
2.クラシック音楽
――は、それ自体が好ましい習慣なので、ぜひ積極的に取り入れてみてくださいね。
“語彙力”は出世にも響く⁉ あなたは大人の言葉づかいができていますか?
<<大人になっても「語彙力が少ない」「言葉づかいに自信がない」と自覚している人は少なくないようです。若いころは「すごいですね」「ヤバイですね」なんていう言葉でなんとか乗り切れたかもしれませんが、いい年になればそうもいきません。
いくら一生懸命に仕事をしていても、熱心に部下を指導していても、言葉の引き出しが少ないがために知的に見られず、仕事の力量以外で評価が決められてしまうなんていうことはもったいないことです。
そこで、今回、もっとも使いやすく“付け焼刃”感も出にくい大人の言葉づかいをピックアップしてご紹介します。ぜひ参考になさってください。>>
ありがたい。
申し訳ない。
そんな気持ちを一発で表現する。
私たちは普段つい「すみません(あるいは少し崩して「すいません」)を多用してしまいます。
人に声をかけるときも、何かを頼む時も、謝罪するときも、お礼を言うときも、何でも「すみません」と口癖のように言ってしまう人もいますね。この「すみません」を「おそれいります」に置き換えるだけで、ぐっと上品な印象に変わります。
例:おそれいりますが、次回の書記をお願いできますか。
この「おそれいる(恐れ入る)」を漢語表現にすると「恐縮する」ですが、どちらにせよ、自分の身にはもったいないほどの厚遇を受け、かえって申し訳なく、身の縮むような思いをすることを指しています。
単純に恐ろしく、怖く思うのとは少し違って、いたたまれず、遠慮したくなるような感じです。ですから、身のほどをわきまえた謙虚な姿勢を表すときに使えます。
同じく遠慮の感情を表す語に「かたじけない」「痛み入る」があります。もう一段、古風な感じがあるので、日ごろの会話には取り入れにくいかもしれません。
しかし、ここぞという場面やお礼状などで、「何から何までお手伝いくださり、誠にかたじけなく存じます」「あたたかい励ましを賜り、痛み入ります」のように使ってみるとよいでしょう。
また、相手の鋭い洞察力や腕前などに感服した際にも「おそれいりました」という表現が使えます。