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ナイキやGoogleも昼寝を推奨!睡眠の最新トレンド!

眠気まなこで仕事はするな!

近年アメリカや日本で勤務時間内に「昼寝」を許可する企業が増えてきているのをご存知でしょうか。

日米の「昼寝制度」導入事例

日本で昼寝制度を導入しているのはGMOインターネットグループさいたま市のリフォーム会社・OKUTA、大阪市のネットコンサル会社・ヒューゴなど。GMOインターネットグループではオフィス内に「GMO Siesta」という昼寝専用ルームまで設け、室内には30台もの簡易ベッドやアロマディフューザーアイマスクに耳栓まで完備しています。「GMO Siesta」は1人につき12時30分から13時30分の間の30分まで利用可能です。

米国オレゴンに本社オフィスを構えるナイキは車内に防音室を設け、昼寝のほか瞑想などの利用を奨励しているそうです。Googleカリフォルニア州マウンテンビューにある本社には「エネルギー・ポッド」という昼寝装置まであります。この装置は「打倒、職場疲労」をコンセプトに昼寝用の椅子などを開発するMETORONAPS社の製品。

ポッド内に入ると光と音は遮断されて快適な昼寝ができるほか、寝過ごし防止のアラームまで搭載されています。特別なスペースは設けずに、デスクの下やパーテーションの後ろなど好きなところにマットを敷くなどして会社公認の昼寝をしているのは、ニューヨークの出版社・ワークマンパブリッシングです。

パワーナップ」だけじゃない!最新睡眠事情

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これらの企業が勤務時間中の昼寝を許可しているのは、NASAを始めとする研究機関の調査で「約20分から30分の昼寝が、記憶力や健康に好影響を及ぼす」ことがわかっているからです。

キャリアサプリでは「パフォーマンス向上のために取り入れたい!実は20分間の昼寝で記憶力5倍!」でこれを「パワーナップ」として紹介しました。

しかし最新の科学が睡眠について解き明かしているのはこれだけではありません。米国ウィスコンシン大学では「TMS技術」の研究を進めています。これは電磁波によって脳波を刺激し、人工的な深い睡眠を作り出すための技術です。

これを活用すれば1日の睡眠時間が3時間から4時間程度でも、十分な疲労回復と記憶力改善効果が得られるとされています。

「人生の3分の1は布団の中」と言いますが、TMS技術が確立されれば睡眠時間は半分近くになります。これは単純に人生が6分の1長くなるということです。人生をもっと楽しみたい人にとっては期待の膨らむ研究と言えるでしょう。

東邦大学医学部と東京大学大学院理学研究科の研究チームは、2015年11月に「体内時計を駆動する日周性酵素反応を発見」したと発表しています。これはつまり体内時計の構造の一部を解明したということです。これを利用すれば現代人の夜型生活や生活のグローバル化によって狂った体内時計を、人為的に調整することが可能になります。

睡眠障害はもちろん、糖尿病や循環器系疾患などの生活習慣病、はては癌などの疾患の治療にも効果が期待されているのだそうです。

質の良い睡眠は最新ガジェットで手に入れろ!

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クラウドファンディングによって資金集めが容易になったおかげで、実にユニークな製品がより簡単に市場に発表されるようになりました。これは睡眠ガジェットも例外ではありません。

米国Kickstarterで合計43万ドル以上を集めた「neuro:on(ニューロオン)」は、睡眠の質を向上させる高機能アイマスクです。顔の鼻から上を覆う大きなアイマスク状のこのガジェットは、装着したまま就寝することで内部に搭載されたセンサーが脳波・筋肉の緊張・眼球運動・心拍数・血液循環・体温・寝返りなどを記録。

「これ以上寝ても睡眠の効果が得られない」というベストなタイミングで内蔵LEDを光らせて快適に目覚めさせてくれるという代物です。現在も公式サイトで299ドルで購入することができます。

同じくKickstarterで合計241万ドルを集めた「Sense(センス)」という睡眠ガジェットもあります。大きめのスノードームのようなこのガジェットは、ベッド脇に置くことで自動的にユーザーの睡眠サイクルや寝室の環境データを収集する装置です。

収集したデータとデータベースを照合し、何がユーザーの睡眠を妨害しているかを明らかにしてくれます。こちらは公式サイトで129ドルで購入できます。

POLE GAME社が開発した「SLIIP(スリープ)」はいびきを感知して高さを自動調整するスマート枕です。惜しくもKickstarterでの資金集めには失敗していますが、いびきは睡眠の快適性を損なう大きな原因の1つ。今後の商品化に期待したい睡眠ガジェットと言えます。

目覚まし時計も進化している!

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画像出典:cloudiss

実は目覚まし時計も密かに進化を続けていることをご存知でしょうか。ユニークな商品開発で知られるCerevo社が2015年11月に発表した「Cloudiss(クラウディス)」は、Bluetooth4.0を搭載した小型スマートフォン連携型アラーム装置。スマートフォン専用アプリの操作でアラーム設定等ができるほか、Google カレンダーと連携してアラーム設定することも可能です。

重量51g、幅36.5mm×高さ91.5mmの超軽量・超小型にも関わらず、かなり大きなアラームがなるのが魅力。またアラームを停止させるためには本体を強く降り続ける必要があり、目が覚めた直後に強制的に体を動かせて二度寝を防止するという配慮もされています。

価格は公式サイトで税抜1万2,800円です。このほかにも「Dr . Light(ドクターライト)」や「OKIRO(オキロー)」などのように音の代わりに朝の日の光をLEDで再現する目覚まし時計や、「スリープトラッカー」という睡眠計兼目覚まし時計もあります。

スリープトラッカーは「浅い眠り」「深い眠り」「ほぼ目覚めている状態」をセンサーで感知します。そしてアラームに設定した時間の前(90分前まで)の「ほぼ目覚めている状態」の時になるとアラームを作動させてくれるのです。「目覚めの質を上げる」にはもってこいのアイテムでしょう。

睡眠を制するものは人生を制す?

起きている時間に自己投資をするのも大切ですが、睡眠の質を上げるために時間やお金を投資をすることも同じくらい重要です。それは結果的に起きている時間の充実にもつながるからです。

パワーナップや最新の睡眠ガジェット・目覚まし時計を活用してよりよい睡眠を手に入れるとともに、睡眠の最新研究にも注目しておきましょう。